The story of Big Ben and the Houses of Parliament · 1 min · 日本語

ロンドンの鼓動:ビッグ・ベンと英国国会議事堂

A narrated story about Big Ben and the Houses of Parliament — press play, or read it below.

Avsha narrates a story about wherever you are — any street, in your language. Free to start, no account.

The story

皆さん、こんにちは。ツアーガイドのアブシャです。今、私たちはロンドンの、そしてイギリスという国の魂が宿る場所、ウェストミンスターに立っています。

目の前に広がる景色を眺めてみてください。テムズ川のほとりに佇む、砂岩色の壮麗な建物と、空高くそびえ立つ時計塔。これこそが、世界で最も有名な風景の一つ、英国国会議事堂とビッグ・ベンです。

まず、あの有名な時計塔に注目してみましょう。多くの人が全体を「ビッグ・ベン」と呼びますが、実はそれは正確ではありません。塔の正式名称は、2012年にエリザベス女王の即位60周年を記念して名付けられた「エリザベス・タワー」です。

ビッグ・ベンとは、塔の内部に吊るされている、重さ13トンを超える巨大な「鐘」の愛称なのです。名前の由来は、工事責任者だったベンジャミン・ホール卿の愛称から取られたと言われています。150年以上もの間、この鐘の音はロンドンの街に響き渡り、戦時中も平和な時も、変わらず人々に時を告げてきました。

塔の頂上付近にある小さな灯りが見えますか。これは「アイルトン・ライト」と呼ばれ、夜間に議会が開催されている間だけ点灯します。つまり、あの光が灯っているときは、まさに今この瞬間に、この国の未来を決める議論が行われているということなのです。

さて、塔に続く長い建物がウェストミンスター宮殿、現在の国会議事堂です。もともとは11世紀に王室の宮殿として建てられましたが、1834年の大火災でその大部分が失われてしまいました。現在の姿は、その後チャールズ・バリーとオーガスタス・ピュージンによって、中世の栄華を再現するゴシック・リバイバル様式で再建されたものです。

壁面に施された繊細な彫刻や、空に向かって伸びる無数の尖塔をじっくりと見てください。まるでレース編みのように細やかな石の細工は、見る者を圧倒する美しさです。 テムズ川の心地よい風を感じながら、この場所が刻んできた歴史に思いを馳せてみてください。

ここは単なる観光名所ではありません。何世紀にもわたって、王権と民意が衝突し、対話し、現代の民主主義が形作られてきた舞台なのです。夕暮れ時、建物がオレンジ色の光に照らされ、川面にそのシルエットが揺れる様子は、何度見ても息を呑むほど幻想的です。

さあ、ゆっくりと歩を進め、この偉大なロンドンの鼓動を肌で感じてみてください。次は、橋を渡って対岸からの絶景を楽しみに行きましょう。

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