The story of Christ the Redeemer · 1 min · 日本語

雲上の守護者、コルコバードのキリスト像

A narrated story about Christ the Redeemer — press play, or read it below.

Avsha narrates a story about wherever you are — any street, in your language. Free to start, no account.

The story

こんにちは、ガイドのアブシャです。ブラジルの情熱が息づく街、リオデジャネイロへようこそ。今、皆さんの目の前、あるいは見上げる先には、標高710メートルのコルコバードの丘がそびえ立ち、その頂上から、両腕を大きく広げた巨大なキリスト像がこの街を見守っています。

この「コルコバードのキリスト像」は、単なる観光スポットではありません。リオの街のどこにいても視界に入るその姿は、市民であるカリオカたちにとっての心の拠り所であり、ブラジルの誇りそのものです。建設が始まったのは1922年、ブラジル独立100周年を記念するプロジェクトとして動き出しました。

しかし、この険しい山頂に38メートルもの巨大な像を建てるのは、当時の技術では至難の業でした。 設計を担ったのはエンジニアのエイトール・ダ・シルバ・コスタ。そして、その優美な顔と手を手がけたのは、フランス人彫刻家のポール・ランドフスキです。

像の表面をよく見てください。実は、数百万枚もの小さな三角形の「ソープストーン」のタイルで覆われています。この石は非常に柔らかく加工しやすい一方で、厳しい雨風に耐える強さを持っています。

伝説によれば、タイルの裏側には、これを作成した女性たちが自分の愛する人の名前や願い事を書き込んだと言われており、この像は文字通り、人々の祈りの集合体なのです。 像の足元に立つと、眼下には息を呑むような絶景が広がります。三日月形の砂浜が美しいコパカバーナやイパネマの海岸、サッカーの聖地マラカナン・スタジアム、そして海に突き出た不思議な形の岩山「ポン・ヂ・アスーカル」が一望できます。

足元を包む緑豊かな森は、世界最大の都市内森林であるティジューカ国立公園です。 この広げられた両腕の間隔は28メートル。それは、訪れるすべての人を温かく迎え入れ、抱きしめるという平和の象徴です。

強い風が吹き抜けるこの山頂で、空と海が混じり合うリオの青を感じながら、この巨像が歩んできた100年近い歴史に思いを馳せてみてください。太陽が沈み、ライトアップされたキリスト像が夜空に浮かび上がる時、その輝きはこの街に生きるすべての人々に、明日への希望を与えてくれるのです。さあ、ゆっくりと深呼吸をして、この神聖でダイナミックな空気を感じてみましょう。

This story in other languages